GRUB および Solaris 10 1/06 OS の FAQ: x86 プラットフォーム用の新しいブートローダー2005 年 12 月
Q: GRUB とは
A:
x86 プラットフォーム上の Solaris OS の新しいブートローダーは、人気のあるオープンソースである GNU GRUB (Grand Unified Bootloader) プロジェクトに基づいています。ブートローダーとは、コンピュータの起動直後に実行されるソフトウェアプログラムのことです。その役割は、オペレーティングシステムのカーネルをメモリー内に読み込んだあと、そのカーネルに制御を移すことです。
Q: GRUB は、SPARC プラットフォーム上の Solaris OS の新しいブートローダーでもありますか。
A:
いいえ。GRUB は、Solaris 10 1/06 リリース以降の、x86 システム上の Solaris OS 専用です。(この新しいブートローダーは、Solaris 10 1/06 OS の正式リリース前に OpenSolaris Project または Solaris Express プログラムから入手可能。)
Q: GRUB を入手するには、手持ちの x86 コンピュータを Solaris 10 1/06 OS にアップグレードする必要がありますか。
A:
アップグレードは、新しいブートローダーを入手するメカニズムの 1 つです。別の方法として、カーネルパッチ 118844-21 (またはそれ以上) を含む Solaris 10 セキュリティーパッチをインストールする方法があります。
Q: システムの起動時に常に Solaris OS の GRUB メニューが表示されるようにするには、どうすればよいですか。
A:
Solaris GRUB
stage1 をマスターブートセクションにインストールするために、次のコマンドを実行します。
「stage1」および「stage2」引数の詳細は、 Q: システムを GRUB メニューで停止させて、自動的にブートされないようにする必要があります。それにはどうすればよいですか。
A:
/boot/grub/menu.lst で timeout=-1 と設定してください。
Q: GRUB を使って古い Solaris リリースをブートできますか。
A:
直接には不可能です。古い Solaris のカーネルはマルチブートに準拠していないため、GRUB で直接読み込むことはできません。ただし、
/boot/grub/menu.lst 内の GRUB メニューに次の行を追加してチェーンロードを行うことは可能です。
title Solaris 3/05
root (hd0,1) <== Solaris partition
chainloader +1
makeactive
Q: ある
A:
fdisk パーティションに新しい Solaris リリースをインストールしたのですが、その同じパーティションの別のスライス上に古い Solaris リリースが存在しています。どうすればその古いリリースをブートできますか。
古い Solaris バージョンのルート
fs が root タグを持つスライス上に存在していることを確認してください。GRUB ブート Solaris スライスは、root 以外の任意のタグを持っている必要があります。インストール後のデフォルト設定はそのようになっていません。ユーザーが format(1M) を使ってスライスのタグを編集する必要があります。
古い Solaris リリースのブートパーティションが存在する場合は、そのブートパーティションにチェーンロードします。 そうでない場合は、そのスライスの最初のセクターに dd if=/usr/platform/i86pc/lib/fs/ufs/pboot of=/dev/rdsk/c0d0s0 bs=512 count=1 次に、そのスライスをチェーンロードします。
title Solaris 03/05
root (hd0,1,a)
chainloader +1
makeactive
Q: /boot/grub/menu.lst を編集したのですが、GRUB 画面にその変更が反映されません。
おそらく、Solaris ブートパーティションからシステムがブートしています。その場合、ブートパーティションは
/stubboot にマウントされます。アクティブな GRUB メニューは /stubboot/boot/grub/menu.lst です。
Q: 複数の Solaris イメージを提供するように
A:
netinstall サーバーを設定するには、どうすればよいですか。
記事「GRUB と Solaris 10 1/06 OS: x86 プラットフォーム用の新しいブートローダー」(http://www.sun.com/bigadmin/hubs/multilingual/japanese/content/grub_boot_solaris.jsp) の付録 B を参照してください。
Q: pxelinux を使って Solaris OS を読み込むことはできますか。pxelinux を使って pxegrub を読み込み、それから Solaris OS を読み込むことができます。
Q: PXE/DHCP サーバーを使用しないでネットワークからブートすることはできますか。
A:
はい。ただし、何らかのローカルメディア (フロッピーディスクまたは CD-ROM) が必要になります。GRUB フロッピーディスクを作成し、GRUB コマンド
rarp または ifconfig 経由でネットワークを設定し、tftp 経由で multiboot と boot_archive をダウンロードします。
Q: 新しい Solaris リリースのブート時にドライバ更新を適用するには、どうすればよいですか。
A:
miniroot のブート時に、インストールメニューから 5 を選択します。ソフトウェアが収録されたフロッピーディスクまたは CD-ROM を挿入するように求めるプロンプトが表示されたら、それを挿入します。CD-ROM 上のソフトウェアレイアウトは、ITU フロッピー向けに定義されたものと同じディレクトリ階層に従っている必要があります。
Q: prtconf -pv の出力が以前と異なります。どうすればよいでしょうか。
デバイスを列挙する役割は、カーネルが担うようになりました。
prtconf -v 経由ですべてのデバイス情報を取得できるはずです。
Q: マシンが古く、ACPI テーブルが含まれていません。それでも Solaris OS をブートできますか。
A:
はい。ACPI テーブルが見つからない場合、ブートコードは自動的に、標準の PS/2 キーボード/マウスおよびシリアル/パラレルポートを構成する一連のデフォルトを使用します。ACPI を手動で無効にするには、ブートオプション
-B acpi-user-options=2 を追加します (eeprom(1M) のマニュアルページも参照)。
Q: フェイルセーフアーカイブをカスタマイズし、それをポータブルなレスキューイメージとして USB スティックに格納できますか。
A:
現在のフェイルセーフアーカイブは、gzip 圧縮された UFS 形式の
miniroot です。これは、lofi デバイスとしてマウントし、ファイルシステム操作コマンドを使って操作できます。このアーカイブにドライバを追加すれば、ハードウェアサポートを拡張できます。miniroot は OS のインストールおよびアップグレード操作専用の最小環境であるため、アプリケーションパッケージの追加は一般にサポートされません。
Q: GRUB コンソールをシリアル回線にリダイレクトするには、どうすればよいですか。
A:
Solaris OS では、
eeprom console=ttya (または ttyb) を使って OS コンソールをリダイレクトします。BIOS コンソールのリダイレクトが使用可能な場合は、それを設定します。BIOS コンソールのリダイレクトが使用できない場合は、次の行を /boot/grub/menu.lst に追加することで GRUB 出力を ttya にリダイレクトできます。
serial --unit=0 --speed=9600
terminal serial
BIOS コンソールのリダイレクトと GRUB コンソールのリダイレクトをどちらも設定することは、お勧めできません。互いに干渉し合う可能性があります。 Q: フェイルセーフモードに入り、ある設定ファイルを修正したあと、何かのはずみにブートアーカイブを削除してしまいました。フェイルセーフモードへのリブートを何度試みても、アーカイブを生成し直してブートを可能にすることができませんでした。
A:
ブートしてフェイルセーフモードに入り、「updated archives」の質問に「yes」と答えると、ディスクベースの実際のルートファイルシステムが
/a にマウントされるはずです。次のコマンドを実行してください。bootadm update-archive -f -R /a。
Q: GRUB は通常、Solaris スライスにインストールされます。これをマスターブートレコード (MBR) にインストールすべき場合がありますか。
A:
GRUB をマスターブートレコードにインストール (
installgrub -m <stage1> <stage2> /dev/rdsk/<slice>) すると、Solaris パーティションがアクティブかどうかにかかわらず、システム起動時に GRUB が表示されます。
ただし、MBR を上書きする 2 つ目の OS をインストールした場合、インストール DVD からブートして したがって、復旧の視点からはおそらく、Solaris 10 1/06 版の GRUB を Solaris パーティションに残すほうが賢明です。 Q: Solaris OS をシステムにインストールしたのですが、ブートすることができません。
A:
BIOS のブートディスクが Solaris OS のインストール先に設定されていることと、Solaris パーティションがアクティブになっていることを確認してください。
Q: インストール時に Solaris ブートパーティションを作成すべきでしょうか。
A:
いいえ。Solaris 10 1/06 以降は、新規インストール時にブートパーティションが作成されたり、既存のブートパーティションが再利用されたりすることはありません。以前の Solaris リリースからのアップグレード時には、ブートパーティションが保持され、それが
/stubboot にマウントされます。
ここで取り上げたすべてのテクニカルマニュアル内のコード (記事、FAQ、サンプルを含む) は、特にほかのライセンス供与がない限り、このライセンスのもとに提供されています。 |
BigAdmin SubscriptionsBigAdmin Areas
BigAdmin Sun Center
BigAdmin Topics | |